ポーリング博士のビタミンC健康法 ｜ライナス ポーリング

ポーリング博士のビタミンC健康法
ライナス ポーリング
平凡社 刊
発売日 1995-08
オススメ度：★★★★




「メガ･ヴァイタミン(ビタミン）主義」と「2重らせん」と「Ｌｉｎｕｘ」 2005-08-24
ビタミンから始まったサプリメント市場の活況は、実は本書の著者が数十年前に提唱した「メガ･ヴァイタミン(ビタミン）主義」に端を発しています。
内容はビタミン、特にビタミンＣの大量摂取の提唱です。体にはいいし、取り過ぎても、自然に体外に排出されるから、気にせずにどんどんビタミンＣを取りましょう。という「百利あって一害なし。」な主張でした。都合が良すぎるような気もしますが、多分正しかったのでしょう。
ちなみに著者は2度ノーベル賞を取っています。化学賞と平和賞です。すごく頭が良い人で、初期にはDNAの構造解析をワトソン、クリックらとやっていました。これについては途中で仲違いして、最終的な成果(2重らせん構造の発見）は残り2人のものになってしまいましたが、著者の協力がなければ不可能だったかもしれません。このあたりのことについてはワトソンの著書「二重らせん」をご覧ください。
オープンソースOSの雄「Linux」の開発者はリーナス(ライナス)･トーバルですが、父親が本書の著者であるライナス･ポーリング教授を尊敬していて、息子の名前にライナス(リーナス)と付けたそうです。


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